第36回折尾神楽「夏越祭」

第36回 折尾神楽「夏越祭」を観てきました


2014年7月26日(土)に行われた夏越祭(なごしさい)の様子は北九州の夏のイベントの記事にまとめて掲載しようと思っていました。
しかし地元折尾の街のイベント。しかも東筑軒は「折尾神楽」という弁当を出しているので独立した記事にしました。

春に行われた「第25回 折尾まつり」の時とは違い、折尾神楽メインの神事です。
今年は友情出演ということで本場、島根県益田市の石見神楽「益田市種神楽保存会」の神楽も観ることができましたのでレポートします。

第36回 折尾神楽「夏越祭」

日時/場所

  • 日時/2014年7月26日(土)17:30~21:30
  • 場所/折尾西公園

プログラム

  1. 輪くぐり神事
  2. お祓い神楽「眞榊」/折尾神楽保存会
  3. 主催者挨拶
  4. おろち退治/私立折尾保育所
  5. 神楽奉納「八幡」/折尾神楽保存会
  6. 巫女神楽「浦安の舞」/中間市梅安天満宮
  7. 神楽奉納「塵輪」/益田市種神楽保存会
  8. 来賓挨拶
  9. 神楽奉納「恵比寿」/折尾神楽保存会
  10. 神楽奉納「鍾馗」/益田市種神楽保存会
  11. 神楽奉納「大蛇」/折尾神楽保存会
  12. 餅撒き

2014年7月最後の週末、第36回 折尾神楽「夏越祭」が行われました。

この日、遠賀郡芦屋町では遠賀川下流で「あしや花火大会」、北九州市戸畑区では「戸畑祇園大山笠」と大きなイベントが行われていましたが東筑軒としては当然折尾西公園に向かいました。
会場にはテレビカメラも来ています。

お祓い神楽「眞榊」

筆者が会場に到着したのは18時30分位で2番目のプログラムお祓い神楽の「眞榊(まさかき)」の最中でした。この神楽によって四方中央を祓い清めるそうです。

眞榊

一番初めのプログラム、輪くぐり神事は終了した後のようでしたが、公園に到着した人々はまず舞台後方に設置されている茅の輪を8の字を書いてくぐって無病息災を祈っていました。

茅の輪くぐり

おろち退治

主催者あいさつの後は折尾保育所による「おろち退治」です。
小さいお子様でも分かり易いようにアレンジされた「大蛇」の演目をちびっ子たちがかわいらしく演じていました。
客席でも舞台上のお兄ちゃんお姉ちゃんたちに合わせて小さい子が踊っています。1、2年したらこの子たちが舞台で踊るのでしょうか。

おろち退治

さて次からが本格的な神楽の奉納になります。

折尾神楽保存会「八幡」

折尾神楽保存会による「八幡」。
八幡麻呂が異国から飛来し悪行を重ねていた大六天の悪魔王を退治するという内容です。

2014折尾神楽「八幡」

巫女神楽「浦安の舞」

続いては中間市梅安天満宮による巫女神楽「浦安の舞」です。

2014巫女神楽

かわいらしい見た目とは異なり、幻想的な音楽と凛とした舞が相まって身が清められる思いをしたひと時でした。

次は今回の見どころの一つである折尾神楽の元祖、石見神楽の益田市種神楽保存会による「塵輪」です。

益田市種神楽保存会「塵輪」

2014益田市種神楽保存会「塵輪」

新羅国から大軍を率いて攻めてきた塵輪という翼をもち9つの顔がある悪鬼を仲哀天皇が退治するという内容。

2014益田市種神楽保存会「塵輪」02

遠くで鳴り響く芦屋の花火が良い効果音になり、迫力が増します。

2014益田市種神楽保存会「塵輪」03

立ち合い時の激しい舞に演者の息も上がっている様子で声に荒い息遣いが混じります。
観る方にも気迫が伝わり、カメラを持つ手にも力が入ります。

2014益田市種神楽保存会「塵輪」04

折尾神楽保存会「恵比寿」

来賓のあいさつの後は折尾神楽保存会による「恵比寿」です。縁起物ですね。

2014折尾神楽保存会「恵比寿」01

2014折尾神楽保存会「恵比寿」02

激しい戦いを描いた舞と異なり、恵比寿様と大黒様の陽気な掛け合いの舞に見とれてしまいます。
最後に大黒様が撒く餅(本物)を子供たちが拾っていました。

20140726大黒様による餅撒き

益田市種神楽保存会「鍾馗」

そしていよいよ終盤、益田市種神楽保存会による「鍾馗」です。
この演目は益田市民俗芸能無形文化財に指定されているとの事で期待が高まります。

2014益田市種神楽保存会「鍾馗」01

鍾馗(須佐之男命)が疫神を退治する内容で、唐の話が日本の古事「茅の輪」と混ざったものだそうです。

益田市種神楽保存会「鍾馗」疫神

激しい舞に客席の目も舞台に釘付けでした。
下手な映画よりも見ごたえがあります。

2014益田市種神楽保存会「鍾馗」退治シーン

折尾神楽保存会「大蛇」

最後の演目は折尾神楽保存会による「大蛇」です。

2014折尾神楽保存会「大蛇」01

夏越祭で奉納される神楽は折尾まつりの時と異なり、1つ1つの演目の時間に余裕があり、大蛇も全く別の演目の様に見ごたえがあります。
なんと序盤は客席に交じり演じていました。(客席は真っ暗でストロボを持参していなかったため全く撮れていませんでした)

2014折尾神楽保存会「大蛇」5体の大蛇

大蛇登場のシーンでは巨大な蛇腹が色々な形にうねり、客席から拍手が上がります。

2014折尾神楽保存会「大蛇」うねる大蛇

ちびっ子たちもかぶりつきで大喜びです。

2014折尾神楽保存会「大蛇」うねる大蛇02

2014折尾神楽保存会「大蛇」大蛇に酒を飲ませる須佐之男命

大蛇を討ち取るシーンも演出が凝っていて見入ってしまいます。

2014折尾神楽保存会「大蛇」退治シーン

最後は舞台から餅を撒いて終了です。
興奮して汗びっしょりで帰路に着きました。

2014夏越祭「餅撒き」

最後に

これで折尾神楽を観るのは二度目ですが、もっと観たくなってきました。
同じ演目でも異なる演出で飽きさせませんし、何より演者と奏者の気迫で目が離せなくなります。
これから折尾神楽「夏越祭」も歴史を重ね、北九州を代表する神事になることを期待したいと思います。

最後にお決まりですが東筑軒の弁当「折尾神楽」もよろしくお願いしますネ。

折尾神楽

関連リンク

北九州市HP

益田市観光協会HP

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